CANADA 2006 | ||
Rocky Mountaineer and Prince of Wales Hotel |
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7月30日(日) 列車の旅1日目 | |
タクシーの運転手によると、 季節観光列車の類の ROCKY MOUNTAINEERの駅と、 大陸横断鉄道VIAの駅らしい PACIFIC STATIONとは 別々の駅のようだ。 |
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駅構内、早く着き過ぎた。 VOUCHERと引換に乗車グループ毎のファイルをくれる。 荷物はカルガリーの宿泊ホテルに直送してくれるそうだ。まだ夏と言えども早朝は寒いので、他の乗客は長袖だったことを1番乗りで荷物を託してから気がついた。 |
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1等か食堂の列車。 2階は展望車。 |
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ホームというものではない。単に地面から台に乗って取り付けられた2、3段の階段を上る。 兎に角列車の背は高い。 それぞれの列車の乗り口に番号が付いていて、貰った乗車券に記載された列車番号のところまで歩いていく。 各列車の乗車口では係員がその列車に乗る客の名簿を持っていて、それでチェックする。 |
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中はそれほど変わらない。 客の数が奇数ならどういう席の与え方にするのか気になっていたが、さすがに残りの一人分を空けたままにして、次の乗客は次の列から与えている。 上の荷物棚は手前が反っていて、小さい荷物は見えないし棚の奥では絶対届かない。何しろ高い。座席に乗るしかない程だ。 列車一台毎に添乗員が一人付いて、食事や飲み物の世話や時折景色などの説明をするし、彼に聞いたり頼んだりすればいい。旅の案内が座席の背に案内書があり、指定場所にはちゃんと日本語の説明書がおいてあった。 添乗員へのチップは二日間で一人$10と書いてあった。終着駅で下りる時に渡すらしい。 |
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列車が動き出すと 早速朝食が出された。 |
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列車はいつ動くのかと思っていたら、突然動き出した。多分、手続きをした乗客が全て乗ったのを確認したら発車なのだろう。 列車がゆっくり動き出したら、窓のそとでは従業員が並んで手を振って見送るサービスをしていた。 VANCOUVERの街を右にしてやがて南下した。かなり走って大きな川に出て、右に曲がり、今度は左に曲がって鉄橋を渡った。 THOMPSON川の下流ではないか。 長い鉄橋を渡ると左に曲がって、その川沿いに遡っていくように本格的に走り出した。 KAMLOOPSまでこの川沿いにずっと一日走ることになったようだ。 |
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列車は2時間くらいか平地を走っていたが、やがて山間部を走り出した。 まだ山には緑が覆っている。 |
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写真を撮ることもあまりなく、ひたすら外を眺めて列車の旅を味わっていたら、昼食の時間となった。 鮭かロストビーフ、間違いない鮭を選んだが、これはローストの方。 それも悪くはなさそうだ。 |
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鉄橋が見たので、添乗員はVIAの線路だと説明していた。 これからもずっと平行して走ることになる。 |
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やがてHOPEという小さな町についた。乗客の乗り降りはないが、列車は暫く停車した。 KAMLOOPSへはTHOMPSON川沿いにこの列車、VIA、国道1号線が走っているが、もう一つの近道をした高速道路が集結しているようだ。 |
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HOPEを過ぎると次第に山肌が変わって緑が少なくなってくる。HOPEまでにそういう山もあったが、どちらかと言えば緑がある山だった。 川の向こう岸にVIAの長い貨物列車をみた。結構長い。 |
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暫くしてまた貨物列車を見かけた。 山は次第に荒れた感じになっている。 |
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まだまだ荒涼とした風景の中を走っていく。 | |
ふと川沿いの道路に気がついた。1号線だろう。時々車が行き交う。 両側の山はそれ程高くはないが、緑がかなり減って、禿山になって来た。ずっと比較的低山の緑の山々が続くのだろうと想像していたが、荒地の中を走っていく感じだ。 |
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それでも、場所によっては緑に覆われた山があり、小さな町に出会う。 1号線を車が疾走しているのを見ると、この列車はCALGARYまで1号線と平行して走るのを考えれば、ドライブでも道に苦労することはない。 |
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こうして後続の列車を見ると、これもかなり長い。我々が乗った列車はCB03で3両目だろうが、機関車の後ろに2、3台連結してたようなので、後続を合わせると20台くらいの列車で走っていることになる。周囲は依然として荒れた景色が続く。 | |
望遠で撮った写真。拡大すると先頭の機関車に運転手の見える。 | |
川向こうにまたも貨物列車が走ってきた。鉄道は荷物の運搬に相当利用されているようだ。 | |
川沿いを一日走っても水量はたっぷりある。線路の両側にずっと同じ薄緑の背の低い植物が続いていた。偶にこうして木々が申し訳程度に生えている。 | |
THOMPON川を渡る鉄橋が見えた。 来る前はずっと緑の山々の中と想像したが、この辺りの光景は寒々しい。 KAMLOOPSに近づいた気がする。 |
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始めは緑に囲まれた中を走って、海から遠のくに連れて荒れ地に変わり延々と走り続けて様々な光景を見ることが出来た。 明日はロッキーの近づけば、森と湖の中を走るだろうから、列車の旅の本領に出会えるだろう。 |
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ようやくKAMLOOPSが近いようだ。 緑の中で、線路際、鉄道員か、それとも近くの人か、二日に一度の我々の列車を突っ立ったまま見送っていた。 |
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緑が増えてくるとやがて今日の終着駅KAMLOOPSの町が見えてきた。THOMPSON川を渡って左に曲がってこの列車の停車場になる。THOMPSON川は⊥型になっていて、。⊥型の左は下流で、 上向きは上流側の本流、 右向きはSOUTHの支流のようだ。 列車は下流から川に沿って登って来て、本流を渡ってそれに沿った後にSOUTHを渡るようだ。 街は上流側の本流とSOUTHの支流に囲まれた部分にあるようだ。 だから、この写真は北からSOUTH支流を渡る直前ということになる。 |
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列車を下りると傍にバスが待っていて、どうも我々の車輌の人は同じ宿泊場所らしい。所謂モーテルという所。バスは一旦東に振って、南下し、やがて西に向けたから、丁度駅の南にあたる。ただ、街は駅から南へは山に向かって上り坂になっている。 順番に貰ったカードを出してチェックインを済ませて部屋に入った。勿論一部屋である。このロッジの前は裁判所でその裏手の小高い山の上にはかなり大きな家が見えた。多分この街の高級住宅地だろう。 ロッジの道沿いにファミレスなどがあったので夕食には困らない。 |