CANADA 2006 | ||
Rocky Mountaineer and Prince of Wales Hotel |
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7月31日(月) 列車の旅2日目 | |
KAMLOOPSは全体的になだらかな坂道のある街で、繁華街はない。 静かに平穏に暮らすのに適している。 ロッジの前の通りは東に向かうと1号線のICに出る広い道路であるが、向かいは公舎だが、ロッジ側に並んだ家はそれ程何の変哲もない家やファミレスやモーテルが並んでいる。 |
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朝、集合時間の6時半まで時間があったので裏手を散歩した。 アメリカ・カナダでは何処にでもあるような家があるが、小さな家もあり、それほど裕福でもなさそうだ。勿論敷地はそこそこある。この家はその中でもまあましな方。平均的な家庭で、取り立てて変化もざわめきもない平穏な生活を過ごしているのだろう。 |
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ロッジから南側の小高い丘を見上げると裏手とは違った立派な家が見える。あの辺りがこの街の上流階級が住んでいる地域なんだろうという気がする。あそこからは北に街を見下ろし、眺めは抜群だろう。こんな小さな街でも格差が見えている。 | |
ロッジの少し東側にあった北に伸びる道路は、鉄道の駅へ下っている。 6時半頃になるときっちりバスが来た。こういう時には必ず遅れてバタバタしながら乗り込む客がいるのは常だが、待って出発した。 昨夕の来た道とは違って丁度街を一周するように列車が待つ場所まで行った。 駅という言うよりも操作場のようで、間に道を挟んで二箇所あるようだ。我々の列車は向こう側の操作場に待っていた列車の該当車輌の前まで運んでくれた。昨日列車を替えてとか言ったような気がするが、確かに車輌数は随分減っていた。JASPER行きと分離したのか、ここまでの客だったのか、わからない。 |
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乗り込んで座っていると、また何の掛け声もなく動き出した。 街を離れてすぐに低い禿山と言うか何もない丘と言うかが続く。 列車はまだその山と川を挟んで走っていく。何処まで続くのか、いずれ緑に覆われるだろう。 |
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間もなく禿山が終り、早速緑を目にすると湖が出てきた。広くなった川なのか、湖なのか判らない。もう一面に森が広がっている。山も低いが木々を抱えていた。 | |
その湖が途切れた思ったら、間もなくまた広い湖が出てきた。どうやら、さっきの湖と繋がって一つのV字型の湖らしい。 添乗員がVANCOUVER辺りの人たちのリゾート地の一つとか。カナダはもう無数の森と湖と川があるから、わざわざここまで来なくても・・・・。 |
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それが過ぎると緑に覆われた山、川が続く。 比較的高い山もあるがロッキー本体とは違う様相だ。 カナダのホンの一部だけれど、森、森、森だ。 |
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大概木々は真っ直ぐ立った針葉樹らしい。傍に立ったらかなり見上げる高さだろう。 列車の線路はどうも川沿いの平地を選んで敷いたようだ。 勿論、少々の高さにはなることもあるが、出来る限り工事をし易くするためだろう。 |
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初日の朝食はハムを挟んだバーガーだったし、昼食は鮭かビーフを主体とした選択だった。 今日の2日目の朝食はコーンフレークで、昼食メインはチキンとか。 |
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かなりの渓流だと思ったら、ボート遊びをしている連中を車窓から見た。 | |
沼地の向こうに1号線が走っていると思ったら、急に派手な建物が出てきた。こんな寂れたところに、摩訶不思議だ。 | |
ようやくロッキーが近づいて来た感じがする。岩の山々と森と湖と川。 本当は列車に乗って眺めるよりは車外から山と森と湖の中を走る列車を見る方が良いような。 |
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赤い色を纏った木々が並ぶ光景を目にした。 添乗員は特殊な木の固有名詞を織り交ぜられて理解不能。眺めだけでなかなか綺麗なものだ。 |
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This is Canada と云うような風景。 | |
カナダは本当に水が多い。 これは湖というよりも沼というか湿原の感じ。 とりあえず一枚という気分でシャッターを切った。 |
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かなり開けたところに出た。広い川敷きの向こうに1号線が見える。 この先、建物がある場所で列車は暫く停車した。何をしているのか全くわからない。 荷物列車とすれ違うのかと思ったけど、そうでもなかった。のんびり構えるに限る。 眼前の山を眺めていたら、ゴトッと動き出した。 |
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まだここでは部分的に晴れていた。岩山にかかった雲の白さと空の青さとの対比が綺麗だった。 | |
岩山が眼前に姿を見せている。 荒々しく自然の造形に感心する、ただただ眺めて楽しむ。 |
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何か盾のような格好をしたこの山が過ぎ去ったと思ったのに、何度も現れる。 | |
手前の森に陽が当たっていないので、陰になってしまったが、綺麗な光景だ。存分に楽しめる。 この近くに1号線が走っているから、CALGARYからここまで車でくることも左程難儀ではない。 |
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デッキからの写真、 ROCKY MOUNTAINEERそのもの。 |
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ロッキー本体、残念ながら雲が厚く覆っているけど、日本のアルプスとも違う様相を見せている。 | |
下に森を抱えた岩山、 | |
どれもこれもロッキーらしい岩山が見えている。 | |
ロッキー本体を東側に抜けるときには日本の清水トンネルのようにトンネルを堀りループ式で登っていく。 すっかり雨か霧が襲って来てその様子を捉えた写真は撮れなかった。 席に戻ったらすぐにLAKE LOUISEを通過した。ほどなく案内があって、車内が慌しくなった。バンフだ。ここで下りる人がかなりあった。バスが待っている様子。再びでデッキで様子を見ていると、下りた乗客の中には日本人も混じっていた。我々も明日はLAKE LOUISEに行くのだからレンタカーを借りられるのならば、ここで下車でも良さそうだ。 |
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バンフを過ぎても暫くロッキーの傍を走った。 小さなケーキなどを配っていた。 ロッキー本体とは反対側の山々を眺めていたが、やがて平原に出た。 もうすぐCALGARYである。 |
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時計は午後の8時、CALGARYは1時間早いから、現地では9時だ。まだ明るい。やがて街中に入って来て、ダウンタウン9番AVENUEの東端近い所に着く筈である。 終点間近でデッキに行かず車窓から撮った写真は車内のランプが写っていたが仕方ない。 列車はようやく終着駅だ。荷物を担いで、下りたところで添乗員に礼を言ってチップを渡した。 駅にはプラットフォームというものではない。単なる地面で、そのまま改札もなく外に出た。 |
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他の乗客の旅行鞄が届いていたが、我々のはホテルに直行と聞いていたので、一応荷物置き場のところでないことを確認して、駅の外に出た。 目の前にMARRIOTTがあった。 チェックインして鞄が届いているはずであることを告げて、部屋に行くことにした。 すぐにボーイが鞄を届けてくれたのだが、さて問題は夕食。もう10時近くになってきた。近くを探したが、もう閉店が多い。ホテルに戻ってカジュアルレストランを覗いたら、後10分だとか。聞いてみるとホテル内のスタバで軽食が食えるとか。何だか、腹の具合がムリに食う様子でもなかったので、諦めてシャワーを浴びて広いベッドに入ったら、そのまま寝てしまった。 |
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