CANADA 2006 | ||
Rocky Mountaineer and Prince of Wales Hotel |
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8月03日(木) ウォータートンの一日 | |
余りにも寝苦しくて朝5時過ぎに目が覚めた。窓の外はまだ暗い。今の内に目論んだ撮影場所に行かねばと支度をし寒さ対策は十分。外に出るとさすがに頬が冷たい。車を走らせ、ホテルをやや見下ろす丘を目指した。丘への登りダートは門が閉まっていたが、横から登り始めたところ、突然、左の斜面に鹿が4頭ばかりこちらを見ているのに気がついて驚いた。構わず撮影地点まで登った。。やがてアッパー・ウォータートン湖の上に太陽が顔を出した。 | |
まだ湖は暗く、ホテルだけに朝日が差していた。これが長年撮ろうと思っていた光景。 | |
さらに朝日が昇り、光量が増えて湖も明るくなって、山々に朝日が当たる。何枚か撮った後は、暫しその光景を眺めていた。遠くからわざわざ来たのはこの一瞬の為。 | |
時刻は7時を過ぎてから徐に降り始めた。さっきいた鹿は?と思えば、3頭が集まってこちらをじっと見ていた。 | |
ホテルのガラスに写る朝日。 | |
朝陽を受けるPRINCE OF WALES HOTEL。 | |
ホテルに戻り、シャワーを浴びて10時の遊覧船に乗る積りで村に下りた。 船着場から見るホテル。 アメリカ側まで小1時間、30分近い滞在の後、ここに戻って来るのは12時10分頃とか。カナダ$28。US$では80とか。 |
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乗船した人は色んな国から来ている。やはり、USAとカナダが多い。彼らは殆どがトレッキングスタイルだ。 やがて船が動き出すと、サングラスに黒いシャツを着た係員が遊覧の説明を始める。それがアメリカ側への往路だけでなく復路も喋り続けだから、感心だ。 |
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丁度、湖の途中でカナダとアメリカの国境がある。その部分は山に繁った木々を帯状に削って西側の岸には国境であることを示す標識が立っていた。文字は遠くで読めない。それが過ぎるとアメリカ、この山々はもうアメリカである。モンタナ州であろう。 | |
この山々の上部に雪が被っているときが一番だろう。ロッキーの山々は殆ど氷河に削り取られた形跡が残っているし、時には奇怪な不思議な形をしている。この左も奇妙な削られ方だ。 | |
アメリカ側の船着場に到着した。女性係員が乗り込んで簡単な説明をした。ガイドにはトレッキングとか案内があったし、実際かなりの人がトレッキングの予定らしい。但し、それを出来るのはUSAとカナダの国籍を有するものに限るとか。 熊はよく出るらしい。 |
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ここから停泊している船の向こうにアメリカ側の入国関所があるとか。 復路への出発まで約30分あるので行ってみた。 |
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左がアメリカへ関所。右の建物が記念スタンプを押すところ。トレッキングをする人がかなり多い。 一応、勝手にスタンプをパスポートに押して船着場に戻った。 船は往路がほぼ一杯だったのに、復路ではかなり空いている。よく見ると日本人の個人客もいるし、日本旅行の小グループもいた。 復路は東岸に沿って戻ってきて、予定通り昼過ぎ、丁度昼食にいい。 |
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昼食はKIMBELEYロッジのレストランにした。屋内にしょうかと思ったが、屋外が爽やかそうなのでウェイターに聞いて外にした。やがてどんどん客が来た。 |
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普通の住居の構えをした家がある。 夏だけの村? |
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多分別荘的に使用しているのだろう。 | |
湖の他に見るべきところはと、ガイドブックの調査でRED ROCKという場所があるとかで、WATERTON公園入口とホテルとの中間地点から入る道がある。 アップダウンのある草地の中を走り、やがて山間に入る。15キロもあるそうだ。大分走ったと思った頃、右手奥に滑らかな山肌で赤いというよりは紅色かかった山が見えた。あれがRED ROCKかと思ったが、ガイドでは小川に沿った岩が赤いとか。綺麗で珍しいとので暫し眺望。 |
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さらに走ると間もなく広い駐車場があって、思った以上に車が駐車しており家族連れが多い。 たしかに赤い岩がある。 |
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暫くして帰ろうとしたら、鹿の群れが駐車場に出ていた。先に帰る車は恐る恐る徐行している。どちらの方向へ走るか予想がつかないので、何処かに行くまでこちらがじっとしているに限る。 また15キロほどの道のりを走って村への本道に戻った。 |
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まだ時間があるので、ホテルへの入口から坂を下って村に入る直前に右折して山に入る道がある。それを辿って20キロ近く走る。坂道を登って行くと崖っぷちに切り開いた道となる。やがて、先ほどのRED ROCKに行った時に、途中で左へ入るトレッキングコースがあって、湖への道と約2キロの道のりで繋がっていることが標識で判った。さらに走るとゲートがあり、午後の3時を廻っているので戻るまでに閉められると困ると先を急いだ。やっと駐車場が見えた。木立を挟んで二つの駐車場があり、右側の駐車場は90%くらいの駐車があり、これではあのゲートが閉まる訳はないと安心した。CAMERON LAKEである。 | |
カナディアンロッキーの山中にある湖で、この日は人が多いのだろう。湖は静かだ。少し離れたところで、椅子に座りのんびりと湖面を眺めている時間が適しているかも。 | |
山中の静かな湖、カナダにはこんな湖が数知れず。 | |
ホテルに戻ってから暫し周りの景色を見ながら時間を過ごして、今夜の夕食はロビー左にあるラウンジバーのガラス戸ので湖を見ながら、そしてTVでメジャーの野球を見ながら簡単なサンドウィッチ類をリラックスした気分で、このウォータートンでの最後の食事をした。 | |
もう8時を廻って沈みかける湖、もう二度と見ることはない見納めと、ホテルの前でシャッターを切った。 まだ明日の移動日もあるが、これで旅の終りを感じた。また寝苦しい夜が待っていた。眠らねばならならいと思いながら、なかなか寝付かれない。また地下まで降りてトイレに行き、12時を廻って何とかウトウトと。 |
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